平成28年度文化庁補助事業
「滋賀県立陶芸の森アーティスト・イン・レジデンス国際文化交流促進事業2016」

 

 滋賀県立陶芸の森では、昨年度アーティスト・イン・レジデンスをテーマにシンポジウムを開催し、各国のレジデンス機関関係者とそこに滞在した日本人陶芸家の双方向のレポートを聞くことで、各国のレジデンスの現況を把握することができました。
また、このデータを元に、陶芸をテーマとする各国のレジデンスのグローバルなネットワーク化を進めるという目標設定ができたと思います。

 今回の「滋賀県立陶芸の森アーティスト・イン・レジデンス国際文化交流促進事業2016」は、このシンポジウムの成果を受け、具体的に陶芸の森、信楽の街を舞台に国内外の芸術家の双方向の交流を活性化する取り組みです。
 また、この事業をとおして海外に日本人の陶芸家を派遣するシステムの構築など、ネットワークのシステムづくりを具体的に進めることにより、歴史ある日本の文化の一つである陶芸分野における海外との交流、日本からの発信をさらに充実させることができると考えています。
 その結果として、陶芸の森が国際的に陶芸分野のレジデンスのハブ機能を持つ拠点機関としての役割を果たせると考えます。

 今年度は、日本在住の陶芸家と海外の陶芸家を同時に招へいし、共同のスタジオで制作することで相互に刺激し合える環境をつくりあげます。
具体的には、海外の陶芸を専門とするアーティスト・イン・レジデンス実施団体(今年は、EKWCヨーロッパ・セラミック・アート・センター及び台湾国立台南芸術大学)から4人の作家を受入れ、滞在している日本人の陶芸家との交流を活性化します。
また、日本人の若手陶芸家をそれらのアーティスト・イン・レジデンス実施団体に派遣し、海外での制作を経験してもらうことで、海外のレジデンス機関での国内外の芸術家の相互交流、相互理解を促進させます。
また、派遣した日本人作家については、その体験談を後日、陶芸の森でトークショーとして発表してもらうことで、交流はかるものです。