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次回展覧会:平成24年3月3日土曜日より特別展「陶芸の魅力×アートのドキドキ」

■企画趣旨
陶芸の歴史の中で、活躍したのは陶芸家だけではなく、陶芸の素材である土の魅力に魅せられて、彫刻家や画家たちも陶芸に挑戦しました。彼らのアプローチは、それまでの伝統や技法にとらわれていた陶芸の発想を越えて、新しい陶芸の可能性に気付かせました。例えば、ジョアン・ミロやパブロ・ピカソらによる陶芸作品は、戦後の陶芸に刺激を与え、1950年代に各地で開花する造形的な新しい陶芸への後押しとなったといわれています。粘土が、思いどおりに変化する可塑性、自然との交感を感じさせる魅力的な素材として、多くの作家たちを魅了し、新しい可能性を革新させることにより、アートとの距離は近づき陶芸のもつ領域は広がりをみせました。アメリカの陶芸では、アートとの流れと歩調を合わせることによって、1950年代以降の陶芸の歴史の主軸をつくっていきました。イギリスでは、1980年代には異素材を作品に取り組むなど、アーティストたちの前衛的なアプローチが、陶芸とアートのはざまを狭めていきました。そして現代、陶芸は分野としての求心力を弱めているかに見える中、陶芸を専門としない画家やFRPを素材とする彫刻家らといったアーティストたちが、粘土という素材を選び始めています。
これまで陶芸の森は、陶芸家だけでなく画家や彫刻家らによる陶芸制作の舞台にもなってきました。ここ数年、素材や技術の難しさを越えて、あえて陶芸に身を委ねようとする作家が増えてきています。何が彼らを陶芸に駆り立てるのか―。アートと陶芸のはざまで制作をする作家たちは、やきものにどんな魅力を見つけたのか。
本展では、画家や彫刻家らが土に魅せられ、陶芸に挑戦した作品のほか、現代の陶芸の中で陶芸とアートが関連しながら成熟してきた現代の陶芸の一断面を、日本やアメリカなどの陶芸シーンから紹介します。
■企画概要
展示構成および出品作家
本展では、アートと陶芸のはざまで制作をする芸術家や常に粘土を素材とする陶芸家たちの作品など、約80点を紹介します。
≪画家・彫刻家たちの陶芸への挑戦≫
1.世界の陶芸に刺激を与えた画家たちのイマジネーション
ホアン・ミロ(スペイン)、パブロ・ピカソ(スペイン)
2.アーティストらのやきものへの挑戦
岡本 太郎、井田 照一、横尾 忠則、元永 定正、舟越 桂、福岡 道雄
北辻 良央、小清水 漸、木田 安彦、井田 彪、日比野 克彦
3. 新しい表現世界を土に求めて
レイコ・イケムラ(ドイツ)、奈良 美智、小出 ナオキ、高橋 治希
4. 陶芸の文脈からパフォーマンスへ
きむらとしろうじんじん
5. アートとともに展開したアメリカ陶芸
ピーター・ヴォーコス、ロバート・アーネソン、ジョン・メイスン、ケネス・プライス、ロン・ネイグル、マリリン・レビン、リチャード・ショウ、金子 潤、エイドリアン・サックス
6. ヨーロッパの陶芸に息づくアート
カルロ・ザウリ(イタリア)、ギリアン・ローンデンス(イギリス)、グレイソン・ペリー(イギリス)、ダニエル・ポントロー(フランス)、キム・シーモンソン(フィンランド)、クリスティーナ・リスカ(フィンランド)、エンリケ・メストレ(スペイン)
7. 日本の陶芸のアート発想
八木 一夫、鯉江 良二、西村 陽平、三島 喜美代、秋山 陽
(順不同)
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グレイソン・ペリー 「PR」 1992年制作 滋賀県立陶芸の森 |
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舟越桂「天使習作」 1980年代制作 作家蔵 Photo:福田匡伸 |
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小出ナオキ「cloud (theater)」 2011年制作 Photo:Kei Okano |
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奈良美智 「White Riot」 2010年制作 Yoshitomo Nara, Courtesy of Tomio Koyama GalleryPhoto : Keizo Kioku |
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奈良美智「おたふく1号」 2010年制作 Photo : Keizo Kioku |
■主 催
滋賀県立陶芸の森/京都新聞社
■後 援
滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局
■会 期
平成24年3月3日(土)~平成24年7月6日(金)
(月曜休館,4/30は、開館)
■観覧料
一 般:600円(480円)
高大生:450円(360円)
小中生 無料
*( )内は20名以上の団体料金




Yoshitomo Nara, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

