ようこそ!たぬき御殿へ-おもしろき日本の狸表現-
たぬきが好きな人も、そうでない人も、きっと「たぬき」が大好きになる展覧会

平成19 (2007)年 3月17日(土)〜 6月 3日(日)
1.趣 旨
 「狸」は、人里近くに棲む、最も身近な野生動物です。ケモノヘンに里と書く「狸」の文字が、そのことを物語っています。「化かす」「腹鼓をたたく」「他抜き(他から抜きん出る)」「ずるい」「ひょうきんもの」「どこかまぬけで憎めない」など、古来より日本人は、実に様々な姿で狸を表現してきました。ご近所の「狸に化かされた話」から「かちかち山」や「文福茶釜」などのお馴染みの話まで、日本の各地には様々な「狸話」が伝わります。美術工芸の分野に眼を向けると、「月下狸図」や「狸香合」など、狸を題材とした絵画や陶磁器が、江戸時代後期以降に特に流行しました。
 また信楽は、狸の置物の産地として全国的に知られています。擬人化された酒買い小僧の姿をとった信楽焼狸は、基本的なかたちは変わらないものの、時代とともに様々な風貌で表現されてきました。
 「狸」の表現は、いわば日本人独特の感性が作り上げてきたものであるといっても過言ではないでしょう。日本特有の狸表現は、時には人々をなごませ、時には狸の姿で時代を風刺し、いわば人間社会を映す鏡といえるのかもしれません。
 本展は、「日本人とたぬき」をキーワードに、陶磁器や絵画、文学などの作品を通じて、日本人が狸像をどのように表現してきたかをたどります。


2.会 期
  平成19 (2007)年 3月17日(土)〜6月3日(日)
  <70日間>
  毎週月曜日休館(ただし、4月30日(月)は開館します。)

3.会 場
  滋賀県立陶芸の森 陶芸館 展示室
  (滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188−7)

4.<展示構成(案)および主な出品予定作品> 
 *陶磁器、絵画、文献資料など出品点数 約130点

第1章  日本人の狸イメージと狸ばなし

『八百八狸:松山奇談』『かちかち山』『分福茶釜』

第2章 描かれた狸−絵画にみる狸の表現

磯田湖龍斎「美人狐狸図」(江戸時代中期)
歌川国芳・浮世絵「狸のすもふ 狸の夜見世」(江戸時代後期)
新版浮世絵「狸尽くし」(明治時代初期)
日比野白圭「ふぐり傘狸」(明治時代)
橋本関雪「月下狸図」(昭和時代前期)

第3章  ・狸像は何を語るか

萩焼・六代三輪喜楽「土灰青磁狸置物」(江戸時代後期) 
瀬戸焼「鉄釉狸燭台」(江戸時代後期)
信楽焼・狸庵「狸置物」(昭和初期)
信楽焼・狸初「狸置物」(昭和初期)
信楽焼・古仙堂「狸置物」(昭和初期)
常滑焼「狸置物」(大正〜昭和初期)
越前焼「狸置物」(明治時代)
・狸香合の謎
「交趾狸香合」(中国・明時代)
京焼・二代清水六兵衛「狸香合」(江戸時代後期)
松平頼恭「狸香合」(江戸時代後期)
平澤九朗「狸手焙り」(江戸時代後期)
石黒宗麿「楽焼狸手焙り」(大正時代)

第4章  狸好きな人々 

成田朝辰「狸図」(江戸時代後期)
富岡鉄斎「狸香合」(大正時代)
太田垣蓮月 歌「狸手焙り」(大正時代)
巌谷小波「文福茶釜図」

第5章  たぬきアート化計画−現代アーティストの狸表現

<出品予定作家>
辻 勘之(陶芸家)
今井祝雄(彫刻家)
北村美音(陶人形作家)
杉立命光(江戸手びねり細工、伝統工芸士)
藤原喜明(プロレスラー、陶芸家)
冨増純一(陶芸家)
宮本ルリ子(造形作家)
トニー・ナーツラス(アメリカ・陶芸家)
ヒロツネ・タシマ(アメリカ・陶芸家)

5.共 催   京都新聞社

6.後 援 
滋賀県教育委員会、甲賀市、信楽焼振興協議会、日本たぬき学会
しがらき狸学会、NHK大津放送局、エフエム京都、KBS京都

7.観覧料 
一般700円(550円)、高大生500円(350円)、中学生以下無料
( )内は、20名以上の団体料金

8.関連行事(予定)たん・たん・たぬきのイベント開催!

(1)ギャラリートーク
  日時:4月15日(日)、5月4日(金・祝)
  各日程とも13時30分〜
  ※無料。ただし、展覧会観覧料が必要です。

(2)ミニ・たぬきアート(3月中 期間限定)先着200個限定!
  日時:3月17日(土)〜3月31日(日)まで
  午前9時30分〜16時まで
  予約不要
  参加費:200円
  内容:ミニたぬき(高さ4cm)に自由に色をぬっていただきます。
      焼き上がりは5月上旬の予定です。

(3)毎回好評の期間限定カフェ  今回は「たぬきカフェ」だ!
 @狸茶会「月照軒」(亭主:奥田英山氏(信楽・陶芸家)
  日時:4月22日(日)、5月13日(日)、5月26日(土)
    午前10時〜16時
 Aカフェ
  日時:5月3日(木祝)、4日(金祝)、5日(土)
     午前10時〜17時
  場所:陶芸館茶室周辺

(4)狸好きな人、全員集合!
  「2007全国たぬきフォーラム inしがらき」
  日時:5月26日(土)午後1時30分〜17時
  場所:信楽産業展示館・信楽ホール
  主催:しがらき狸学会、日本たぬき学会
  <プログラム>
  @シンポジウム「たぬきの魅力を語る」
  A狸落語会
  B第1回全日本たぬき人間コンテスト

(5)ミュージアムショップ「6sense」では。。。
 もちろん、「たぬき」特集! 狸グッズがいっぱい

(6)園内カフェテリア「美味しい広場」では
 たぬき特別メニューをお召し上がりください。
 (ぽんぽこピザ、カルツォーネなど盛りだくさん)

※その他、信楽町内各所でも、たぬきのイベントを開催します。
 お楽しみに。。。。






画像_「狸置物」信楽・初代狸庵(藤原鉄造)
「狸置物」信楽
初代狸庵(藤原鉄造)


画像_大津祭 西行桜山「美人狸」(元見送下幕)
大津祭 西行桜山「美人狸」(元見送下幕)
鍛治屋町西行桜狸山保存会蔵


画像_(左)「腹鼓狸」 085(右){酒買狸」京都清水・今井狸庵(2点とも)
(左)「腹鼓狸」 
(右){酒買狸」京都清水・今井狸庵(2点とも)


画像_「夜雨の客」小松均
「夜雨の客」
小松均
滋賀県立近代美術館蔵




画像_ 「色絵和尚狸炉蓋」仁阿弥道八
 「色絵和尚狸炉蓋」
仁阿弥道八
東京国立博物館蔵


 

画像_「信楽狸香合」谷敏隆
「信楽狸香合」
谷敏隆


画像_「狸之図」稲塚鳳堂画・中村不折賛

「狸之図」稲塚鳳堂画
中村不折賛


画像_「ネガイ カナエ タヌキ」宮本ルリ子
「ネガイ カナエ タヌキ」
宮本ルリ子

画像_「狸手焙り」太田垣蓮月
「狸手焙り」
太田垣蓮月

画像_「トニー=タヌキ 作家自身の真実のポートレート」トニー・ナツーラス

「トニー=タヌキ 作家自身の真実のポートレート」
トニー・ナツーラス


画像_「熱唱たぬき」藤原喜明

「熱唱たぬき」
藤原喜明

こちらが詳細ページ


画像_「喫茶するたぬき」田島弘庸

「喫茶するたぬき」
田島弘庸


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