昨年に引き続いて陶芸の森では、「陶芸をテーマとする各国のレジデンスのグローバルなネットワーク化」を目標に文化庁の補助を受け、「滋賀県立陶芸の森アーティスト・イン・レジデンス国際文化交流促進事業2019」を実施します。この事業は、大きく二つに分かれます。
一つは、国内外の作家5人を招へいするほか、海外のレジデンス実施団体3団体、具体的には、中国美術学院(中華人民共和国)、韓国のKorea Ceramic Foundation(京畿道、利川)、Clayarch Museum(慶尚南道、金海)の間で陶芸家の相互派遣を主にした交換プログラムを実施するものです。
この事業をとおして、日本人の陶芸家に海外での制作を経験してもらうことで、相互交流、相互理解を促進させ、ひいてはレジデンスのネットワークを強化したいと考えています。
二つ目は、日本国内のレジデンス実施団体とのネットワークの強化、運営に関する研究会の開催です。この研究会をとおして、レジデンスの運営への共通理解を深めたいと考えています。