平成28年度文化庁補助事業
「滋賀県立陶芸の森アーティスト・イン・レジデンス国際文化交流促進事業2016」
 での、海外のレジデンス機関へ派遣する陶芸家の公募について

 今回の「滋賀県立陶芸の森アーティスト・イン・レジデンス国際文化交流促進事業2016」は、平成27年度に開催した国際シンポジウム「アーティスト・イン・レジデンスを視点として「信楽から世界を見る 世界から信楽を見る」の成果を受け、具体的に陶芸の森、信楽の街を舞台に国内外の芸術家の双方向の交流を活性化する取り組みです。
 また、この事業をとおして海外に日本人の陶芸家を派遣するシステムの構築など、ネットワークのシステムづくりを具体的に進めることにより、歴史ある日本の文化の一つである陶芸分野における海外との交流、日本からの発信をさらに充実させることができると考えています。
 その結果として、陶芸の森が国際的に陶芸分野のレジデンスのハブ機能を持つ拠点機関としての役割を果たせると考えます。今年度は、日本在住の陶芸家と海外の陶芸家を同時に招へいし、共同のスタジオで制作することで相互に刺激し合える環境をつくりあげます。

 具体的には、海外の陶芸を専門とするアーティスト・イン・レジデンス実施団体(今年は、EKWCヨーロッパ・セラミック・アート・センター及び台湾国立台南芸術大学)から4人の作家を受入れ、滞在している日本人の陶芸家との交流を活性化します。 また、日本人の若手陶芸家をそれらのアーティスト・イン・レジデンス実施団体に派遣し、海外での制作を経験してもらうことで、海外のレジデンス機関での国内外の芸術家の相互交流、相互理解を促進させます。
 また、派遣した日本人作家については、その体験談を後日、陶芸の森でトークショーとして発表してもらうことで、交流はかるものです。
 このたび上記の2機関へ派遣する陶芸家(1機関2人で計4人)の公募を下記によりおこないます。希望される方は、熟読の上応募いただければ幸いです。

1. 募集人員
EKWCヨーロッパ・セラミック・アート・センター(オランダ)2人 台湾国立台南芸術大学(台湾) 2人

2. 派遣期間
平成29年1月から2月の間(調整あり)

3. 支援内容
受け入れ先からの渡航費用、滞在費用についての支援があります。

4. 締め切り
平成28年12月6日(火)

5. 応募条件
陶芸の森スタジオ・アーティスト募集要項に準じる。

申し込みは、https://www.sccp.jp/artist-in-r/application/studio-artist/ のスタジオ・アーティスト募集のフォームをにてお願いします。
なおその際に氏名記入欄にお名前の後に「○○への派遣希望」と派遣希望先を明記願います。

報告集(PDF)(武村和紀氏)   報告集(PDF)(藤田真理乃氏)