2021年度ゲスト・アーティスト
永井麻紀子/NAGAI, Makiko
アーティスト・トーク 12月9日(木)
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期間:2021年12月09日(木)14:00~16:00
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場所:会場 管理棟 視聴覚室
陶芸の森では現在ゲスト・アーティストとして永井麻紀子氏をお迎えしています。
私の作陶のテーマは、「色と遊び」です。立体表現の作品においては、おもに独自の
紐づくりの「マキ族シリーズ」に取り組んでおり、この作品群では自分の名前、マキ
という名の架空の民族をイメージし、その精神を表現しています。
もともと幼少期から絵や工作が好きで、絵を描く仕事に就きたいと思っていました。
高校卒業後は上京してファッションイラストの学校へ。在学中より勤務していた舞台
衣装を製作するデザイン事務所では柔軟な発想が求められました。布の素材、織り方
の違い。さらに染めたりペイントしたり刺繍したりその裏地を使ったり・・・。この
経験で、原色だった自分の世界が、無限で繊細な色彩のグラデーションを持った世界
に変化したように思います。
作陶を始めるきっかけはモザイクタイルです。東京から多治見に移住し、初めはタイ
ルを使ったデザインをしていたのですが、だんだんタイルそのものを作りたくなり、
素材から知りたいと思い、意匠研究所に入所しました。
私にとって作陶の魅力とは、土と釉薬の可能性を引き出す楽しさです。微妙な条件の
違いによって結果が変わるし、窯から出た時の色を想像しながら、一期一会である楽
しさ。テクスチャーや釉の性質には無限の奥深さがあると思います。それと、土を触
ると嘘がつけず、素の自分が出てしまうのが不思議で面白いと思っています。他の人
の作品からもそれを感じるのですが、自分とは何者かということとじっくり向き合う
ことが出来るのも私にとって作陶の魅力です。
(永井氏の応募資料より)
当日は永井氏が陶芸の森で制作した2mの大型作品もご覧いただけます。
※事前の申し込みは必要ありません。当日直接ご来園ください。
開催日時:令和3年12月9日(木) 14:00~
会 場:滋賀県立陶芸の森(管理棟 視聴覚室、創作研修館 スタジオ)
14:00~15:00 永井麻紀子 アーティスト・トーク
15:00~ 質疑応答、創作研修館見学
※インスタグラムでライブ配信をします。
アカウントをフォローして当日ご覧ください。
→air_sccp
福岡県北九州市出身
2000 セツ・モードセミナー卒業
2018 多治見市陶磁器意匠研究所第15期セラミックスラボ修了
現在、岐阜県多治見市内にて制作
<感染症対策について>
◎マスクを着用されていない方、発熱・咳などの風邪の症状がある方は、来園をご遠慮ください
◎屋内外問わず、できるだけ他の人と一定の距離(1~2m程度)を保っていただくようお願いします。
◎各館の入館時には、入口に手指消毒用アルコールを設置していますので、必ずご利用ください。また、非接触型体温計で検温をお願いする場合があります。
◎万が一、感染者が発生した場合に速やかに連絡が取れるよう、入館時に連絡先の記入をお願いします(氏名、居住市町村、電話番号等)。