
「アーティスト・イン・レジデンスについて考えてみませんか。」
アーティスト・イン・レジデンス(以下、AIR)とは、国内外からアーティストを招へいして、滞在中の活動を支援する事業をいいます。
わが国においては1990年代前半からアーティスト・イン・レジデンスへの関心が高まり、主に地方自治体がその担い手となっています。
このような中で今回、国内の4つのアーティスト・イン・レジデンス運営団体でノウハウや情報を共有するための研究会をおこなうことになりました。
また、併せて4つの団体の運営するAIR事業に参加している作家によるトークショーも併せて開催いたします。

※内容については変更になる場合がありますので、事前に陶芸の森のホームページにてご確認願います。
1. アーティスト・イン・レジデンストークショー in 滋賀県立陶芸の森
開催日時平成29年9月10日(日) 13時から
開催場所滋賀県立陶芸の森 創作研修館視聴覚室
トークショータイトルフィラデルフィア芸術大学及びV&A博物館でのレジデンスプログラム
スピーカー桝本佳子(陶芸家、甲賀市信楽町在住)
| 略 歴 | |
|---|---|
| 1982年 | 生まれ |
| 2005年 | 京都市立芸術大学 美術学部 工芸科 陶磁器専攻 修了 |
| 2007年 | 京都市立芸術大学大学院 修士課程 陶磁器専攻 修了 |
| 2010年 | Guest Artist (University of the Arts/Philadelphiia,US) |
| 2011年 | スタジオ・アーティスト (滋賀県立陶芸の森) |
| 2013年 | Residency Programme Artist (Victoria & Albert Museum/London) |
| 受賞歴 | |
| 2008年 | 東京ミッドタウンアワード アートコンペ 準グランプリ |
| 2009年 | トーキョーワンダーウォール 立体・インスタレーション部門 大賞 |
| 2013年 | 兵庫芸術奨励賞 |
| 主なグループ展 | |
| 2009年 | 装飾の力(東京国立近代美術館工芸館) |
| 2011年 | 新・陶・宣言(豊田市美術館) |
| 2012年 | パラミタ陶芸大賞展 |
| 主な個展 | |
| 2010年 | 陶のパノラマ(INAXガレリアセラミカ/銀座) 個展(Gallery Jin Projects/東京、同2012) |
| 2011年 | 第22回 美術の中のかたちー手で見る造形 桝本佳子展 「やきもの変化」(兵庫県立美術館) |
| 2012年 | motif/vessel(ICN gallery/ロンドン) |
| 2014年 | 個展(たつの市立龍野歴史文化資料館/兵庫) |
| パブリックコレクション | |
| 公益財団法人滋賀県陶芸の森 豊田市美術館 Victoria & Albert Museum |
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トークショータイトルレジデンスが自分に与えた影響
スピーカー田中良和(陶芸家、瀬戸市在住)
| 略 歴 | |
|---|---|
| 1983年 | 大阪府に生まれる |
| 2006年 | 愛知県立芸術大学美術学部陶磁専攻 卒業 第37回東海伝統工芸展 入選 |
| 2007年 | 第38回東海伝統工芸展 入選 |
| 2011年 | 第5回酒の器展 入選 |
| 2007年 | 第38回東海伝統工芸展 入選 |
| 2013年 | 第1回瀬戸・藤四郎トリエンナーレ グランプリ 受賞 グランプリ作品「より土の可能性」を瀬戸市美術館に収蔵 |
| 2015年 | 第4回そば猪口アート公募展 入選 |
| 2016年 | 第2回瀬戸・藤四郎トリエンナーレ 入選 |
| 2017年 | 西南学院大学新図書館に壁面作品「記憶」設置 |
| 展覧会 個展 | |
| 2014年 | 田中良和展(瀬戸市美術館/瀬戸市) |
| 2015年 | 個展(ギャラリー陶林春窯/多治見市) |
| 展覧会 グループ展 | |
| 2004年~2007年 | 柏松会 (グループ展)(松坂屋本店/栄) |
| 2007年 | 柏朋会(グループ展)(丸栄スカイル/栄) |
| 2010年 | 陶芸&陶磁器デザイン-愛知県立芸術大学陶磁専攻の20年-(瀬戸市美術館/瀬戸市) 瀬戸の新進作家展(グループ展)(JR名古屋タカシマヤ/名古屋市) |
| 2015年 | 日本六古窯 若手作家の交流展(伝統産業会館/兵庫県篠山市) (備前焼ミュージアム/岡山県備前市) |
| 2016年 | よいの形(ギャラリーヴォイス/多治見市) 陶芸&セラミックデザイン2016 -愛知芸術大学陶磁専攻卒業生・修了生選抜展-(瀬戸市美術館/瀬戸市) |
| 2017年 | 京畿世界陶磁ビエンナーレテーマ展(利川/韓国) CERAMIC DESIGN EXHIBITION from JAPAN -Aichi University of the Arts Graduate’s Works Exhibition in Malaysia- (MARUWA YAMAGIWA/マレーシア) |
トークショータイトル挑戦する意欲と、守るこころ
スピーカー濱田友緒(陶芸家、栃木県益子町在住)
| 略 歴 | |
|---|---|
| 1967年 | 濱田晋作の次男、濱田庄司の孫として栃木県益子町にて生まれる。 |
| 1985年 | 栃木県立真岡高等学校卒業 |
| 1989年 | 多摩美術大学美術学部彫刻科卒業 |
| 1991年 | 同大学院美術研究科修了 |
| 1995年 | 初個展 鐵竹堂瀧澤記念館(栃木県さくら市) |
| 以後 日本橋三越本店をはじめとする全国各ギャラリーで定期的に個展を開催。 また、イギリス、ドイツ、アメリカでも展覧会及びデモンストレーション等開催。 |
|
| 収蔵先 | |
| 益子陶芸美術館、栃木県立美術館、佐野東石美術館、岩下記念館、アサヒビール大山崎山荘美術館、ティッチリング美術館(イギリス)、ランズウッド美術館(ドイツ)、ニューオリンズ美術館(アメリカ)、ボストン美術館(アメリカ)、ヴィクトリア&アルバート美術館(イギリス)、サンフランシスコ・アジア美術館(アメリカ)、ニューハンプシャー芸術大学(アメリカ)、ヴェスターヴァルド陶芸美術館(ドイツ)、ボストン日本領事館(アメリカ)、益子町、セントアイブス・ギルドホール(イギリス)等 | |
2. アーティスト・イン・レジデンストークショー in 益子国際工芸交流館
開催日時平成29年11月12日(日) 13時から
開催場所濱田庄司記念益子参考館(入館料がかかります 詳細)
スピーカージョン・ベッティング(陶芸家、イギリス、益子国際工芸交流館招へい作家)
| 略 歴 | |
|---|---|
| 1947年 | ロンドン生まれ |
| 1964年 | クレスト・セラミックスでアシスタントとして作陶を始め、後にジェフリー・モーンド工房へ。どちらも南ロンドンにある小さな商業工房で型作り、鋳込、釉薬、シルクスクリーン転写を学ぶ。 |
| 1966-67年 | サー・ジョン・キャス美術学校(ロンドン・メトロポリタン大学の一部)に籍を置く。 |
| 1967-69年 | コーンウォールに移り、セント・アイヴスにある”アーチ工房”でプロダクションスロウワ―(ろくろ職人)として勤めた後、モダンなデザインを中心に作陶する”トロイカ工房”へ。現在トロイカ工房は60年代を象徴するアイテムを扱っている。 |
| 1969-71年 | バーナード・リーチの哲学に強い影響を受けながら研修生としてリーチ工房へ。この時リーチ工房にいた丹波の陶芸家市野茂良氏と出会い親交を深める。 |
| 1972年 | フランス、ヴィルノクスに工房を構えるジャン・テッシエ氏のもとで1年間作陶。市野氏も数か月間テッシェのもとで作陶、フランスのギャラリーで2人展を行う。 |
| 1973-78年 | 5年間リーチ工房スタッフとして作陶。スタンダードウェアを作ると同時に自身のスタイルを確立していくことを許される。この5年間で3度の個展を開催(プリマス・ロンドン・リーチ工房にて)ペンウィズアーティスト協会のメンバーとなる。 |
| 1978-79年 | バーナードとジャネット・リーチ両者の勧めで、丹波篠山にある市野家の工房に滞在、作陶(リーチから日本に送られた2人目の作家だった)。丹波の中心にあり昔の情景を色濃く残した場所は、500年前から続く伝統が受け継がれている陶芸の村である。この村の陶芸家は、今でも蛇窯(登り窯)を使用しており、この地で吸収した陶芸と工芸が深く根付いた生活には今も大きな影響を受けている。 |
| 1981年 | 東洋での短い旅を終え、イギリスに戻る。 |
| 1982年 | コーンウォール、ペンザンスで独立。食器を中心に幅広い作品を作る。 |
| 1984年 | 低火度の焼成を始め、自身の工房をセント・アイヴス近郊のトレンクロムに移す。独特の技法である、酸化銅、硝酸銀釉を施した作風を確立。 |
| 1990年 | 再びセント・アイヴスに工房を移し、後に「セント・アイヴスセラミックス」と呼ばれる、「セント・アイヴスポタリーアンドギャラリー」を設立。このギャラリーでは自身の作品をはじめ、ベディングが尊敬する作家の作品を展示する場となった。 |
| 1994年 | テート・セント・アイヴスに招待作家として選出され、1年を通じて彼の作品が展示される。 |
| 1999年 | 以前は刑務所として使われ、その後手つかずになっていた建物を改築し、9つのスタジオを有する集合型工房、ジェールヤードスタジオを設立。現在彼はここで、リーチ工房時代を思い起こさせる、グループでの作陶をしており、この動きは彼にセント・アイヴスの陶芸をさらに広める機会やCBSコレクションで知られる20世紀の”マスターポッター”(20世紀の巨匠)を含む素晴らしいスタジオポタリー名品を展示する機会となった。 |
| 2000年 | 信楽(滋賀県立陶芸の森)アーティスト・イン・レジデンスで2ヶ月の滞在制作。 |
| 2001年 | スカイアーツチャンネルが、自身とその仕事をまとめた30分の映像”Fired Earth”を制作。 |
| 2003年 | リーチ工房再建プロジェクト創立メンバーの1人に。後にリーチ工房ファンドの理事となる。このプロジェクトは工房としてだけではなく、若手陶芸家のトレーニングセンターとしての役割を復活させるための再建計画で、心を強く動かした。 |
| 2012年 | 陶芸と陶芸界への貢献が認められ、マイケル・カッソン メモリアルアワードを受賞。また、リーチ工房名誉作陶主任に任命される。 |
| 2015-16年 | リーチ工房で6ヶ月間共同ディレクターを務める。 |
| ジョン氏はそのキャリアを通じてイギリス内外での個展・グループ展を開催してきており、彼の作品は主要美術館に収められている。低温・高温焼成どちらも探求し新しい技術を発展させながら彼自身の道を切り開いてきている。 普段はゴールヤードスタジオで作陶、運営をしながら、リーチ工房での風景を思い起こさせる作家同士の会話を繰り広げている。 セント・アイヴスセラミックスのディレクターとして世界のあらゆるスタジオポタリー作品に触れてきたことは彼の評論力・分析力を鋭くすると共に、彼自身の仕事に対するアプローチを広げている。 |
|
スピーカージョリス・リンク(陶芸家、オランダ、陶芸の森招へい作家)
ジョリス・リンク(1979年生まれ)は、オランダのHertogenbosch芸術デザインアカデミーで教育を受けました。 その後、2001年からオランダの国内外で作品を発表している。
ジョリス・リンクのセラミック彫刻は、形、構造、コントラストを重視しています。
作品は、同じかたちの反復を、空間に応じてさまざまな方法で組み合わされてより大きなかたちへと構成されます。 彫刻はしばしば記念碑的ともいえる。
※同時時期 :濱田庄司記念益子参考館主催『濱田庄司登り窯プロジェクト』
3.アーティスト・イン・レジデンストークショー in 瀬戸市新世紀工芸館
開催日時平成30年1月21日(日) 13時から
開催場所瀬戸市新世紀工芸館
スピーカーキム・ジェウォン(現代芸術家、韓国、京都芸術センター招へい作家)
| 1987年 | 韓国生まれ。ソウル在住 |
|---|---|
| 2010年 | 高麗大学校現代美術コース卒業> |
| 2015年 | School of Visual Arts, Fine Arts(ニューヨーク)修士課程修了 |
| 主な個展に『The Third Space』(向島地区、東京、2016)など。主なグループ展に、『Voyage of the Great Soul』(前谷先史博物館、漣川郡、2012)、『Add me』(海岸通ギャラリー・CASO、大阪、2013)、『And Then It Starts to Sound like the Beach』(Broadway Rooftop Sculpture Park、ニューヨーク、2015)など。2016年にはトーキョーワンダーサイトのリサーチレジデンシープログラムに参加。2017年度京都芸術センターアーティスト・イン・レジデンスプログラム参加アーティスト。 |
スピーカー竹内慎吾(陶芸家、瀬戸市在住)
| 略 歴 | |
|---|---|
| 1955年 | 愛知県瀬戸市に生まれる |
| 1982年 | 日本伝統工芸展(’85 ’86 ’87 ’88 ’94) |
| 1985年 | 長三賞陶芸展 長三賞受賞 日本陶芸展(’93) |
| 1986年 | 国際陶磁器展美濃(2005‘11‘14) |
| 2001年 | アーティスト・イン・レジデンス in 瀬戸に招聘 |
| 2002年 | アジア太平洋地区現代陶芸招待展(台湾) |
| 2004年 | 台湾国際陶芸ビエンナーレ展(’08 ’12) |
| 2005年 | 韓国世界陶磁ビエンナーレ特別賞受賞 ベルギー国際茶碗展 |
| 2006年 | 現代陶芸その未来展(松坂屋名古屋店) |
| 2008年 | 重松あゆみ・竹内真吾展(瀬戸市新世紀工芸館) |
| 2011年 | 「作家たちの古今20年の歩み」(古川美術館・名古屋) |
| 2012年 | 韓国南原市アジア陶芸シンポジウムに招聘 |
| 2016年 | 幽玄日本現代陶芸展(イタリア・ミラノ) NSW大学Art&Design AD SPACEにて個展(オーストラリア・シドニー) |
スピーカー岩見晋介(陶芸家、益子在住)
| 陶歴 | |
|---|---|
| 1964年 | 東京に生まれる |
| 1989年 | 多摩美術大学絵画科卒業 |
| 1995年 | 益子へ入り、中山博司氏に師事 |
| 1996年〜 | 長谷川製陶所にて修行 |
| 1998年 | 益子町山本に独立 |
| 2000年 | 世界薪窯大会2000に参加・韓国 |
| 2002年 | 青森世界薪窯大会に参加。(以降2005年まで参加) 穴窯築窯 |
| 2004年 | Conference and Workshop参加 (米国・アイオワ州) |
| 2006年 | 益子国際陶芸祭を実行委員として主催 |
| 2007年 | 栃木県の国際窯業支援事業のためカンボジアへ渡航 |
| 2009年 | カンボジア伝統陶器復興プロジェクト開始 (‘15まで延べ25ヶ月滞在) |
| 2011年 | 韓国ムンギョン市・伝統茶碗フェスティバル参加 |
| 2012年 | Japanese Style : Sustaining Design 展出品&Workshop(英国) |
| 2012,13年 | 「Clay Message For The Future」(韓日交流展)・ソウル |
| 2015年 | Cambodia Traditional Pottery Project Final Exhibition 出品・プノンペン |
| 2016,17年 | Contemporary Japanese Craft展出品(デンマーク) デンマークBornholm島での現地原料採取、作陶 |
| 2017年 | デンマークBoneholm島に土窯を築窯 |

トークショーの前日に、それぞれの開催館でアーティスト・イン・レジデンスの運営課題等をテーマに、研究会を開催します。
この研究会については、レジデンスの運営等にかかわっている方を対象としています。研究会の開催日程は以下のとおりです。
研究会についてのお問い合わせ、参加を希望される方は、下記宛にお申し込みください。
アーティスト・イン・レジデンス研究会 in 滋賀県立陶芸の森
開催日時平成29年9月9日(土) 13時から
開催場所滋賀県立陶芸の森 創作研修館視聴覚室
アーティスト・イン・レジデンス研究会 in 益子国際工芸交流館
開催日時平成29年11月11日(土) 13時から
開催場所益子国際工芸交流館(陶芸メッセ益子内)
アーティスト・イン・レジデンス研究会 in 瀬戸市新世紀工芸館
開催日時平成30年1月20日(土) 13時から
開催場所瀬戸市新世紀工芸館
研究会モデレーター菅野幸子(AIR Lab アーツ・プランナー/リサーチャー)
ブリティッシュ・カウンシル東京勤務後、グラスゴー大学美術史学部装飾芸術コースディプロマ課程に留学。
1993年より2017 年3月まで国際交流基金に勤務。国際文化交流に関する顕彰制度、さまざまな情報の提供、各種コンサルテーションをおこなった。
専門領域はアーティスト・イン・レジデンスを始め、文化交流政策、文化政策(特に、英国の文化政策)など多岐の分野にわたり、調査研究を行うとともに、シンポジウムやセミナーの企画運営に携わっている。
研究会モデレーター日沼禎子(女子美術大学准教授)
女子美術大学准教授、AIRネットワークジャパン事務局メンバー。
1999年から国際芸術センター青森設立準備室、2011年まで同学芸員を務め、アーティスト・イン・レジデンスを中心としたアーティスト支援、プロジェクト、展覧会等の企画、運営にかかわってきた。さいたまトリエンナーレ2016ではプロジェクトディレクター。
2013年より陸前高田AIRプログラムディレクター。
各アーティスト・イン・レジデンス機関の紹介
滋賀県立陶芸の森The Shigaraki Ceramic Cultural Park
〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188‐7 Phone. 0748-83-0909 Fax. 0748-83-1193 https://www.sccp.jp/
滋賀県立陶芸の森創作研修館では、1992年の開館以来世界50ヵ国から陶芸家延べ約1000人を受け入れ、この信楽の地で自由に作品を制作する機会を提供してきました。カリキュラムのようなものはありませんから、創作研修館という「創作の場」で各自それぞれが自身のメニューで制作していただくことができます。
常時、作風や国籍などの異なる10人前後の作家が制作しながら交流を深めることで、刺激的な制作環境を提供しています。
益子国際工芸交流館/益子陶芸美術館Mashiko Arts & Crafts Residence / Mashiko Museum of Ceramic Art
〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町益子3021 Phone. 0285-72-7555 Fax. 0285-72-7600 http://www.mashiko-museum.jp/
「益子国際工芸交流事業」は、今からおよそ100年前、陶芸家・濱田庄司(1894-1978)がバーナード・リーチ(1887-1979)と共にイギリス南西部の港町セント・アイヴスへ渡り、窯を築いた歴史を背景に2014年5月に始まりました。益子町と海外アーティストの交流促進や、益子の陶芸(工芸)文化の共有を目指し、海外工芸作家を招聘・公募し、滞在制作・記念講演会・制作実演などの交流事業や教育普及プログラムを実施しています。
瀬戸市新世紀工芸館Seto Ceramics and Glass Art Center
〒489-0815 愛知県瀬戸市南仲之切町81-2
事務局(問い合わせ先) (公財)瀬戸市文化振興財団
〒489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3 Phone. 0561-84-1093 Fax. 0561-85-0415 http://www.seto-cul.jp/
瀬戸市新世紀工芸館では2000年より海外の作家の受け入れを開始し、以来世界24ヶ国、64名の作家を受け入れてきました。受け入れ作家数は決して多くはないですが、滞在中のケアから滞在後のコミュニケーションに至るまで、密に受け入れ作家と関わってきました。
また、滞在中は瀬戸市民や瀬戸市および周辺地域で活動する作家と関わる機会を提供することで、瀬戸、そこに住まう人々、歴史あるせとものの作風などを感じながら、作家が新たな作品を創造するサポートをしています。
京都芸術センターKyoto Art Center
〒604-8156 京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 Phone. 075-213-1000 Fax. 075-213-1004 http://www.kac.or.jp
京都芸術センターは、多様な芸術に関する活動を支援し、芸術に関する情報を広く発信するとともに、芸術を通じた市民と芸術家等の交流を図ることを目的としています。具体的な事業として、展覧会、音楽、演劇、ダンス、伝統芸能などの舞台公演やさまざまなワークショップなどの事業のほか、制作や練習の場である「制作室」の提供、アーティスト・イン・レジデンスプログラムでの国内外の芸術家の支援などを実施しています。
アーティスト・イン・レジデンスプログラムでは、ビジュアル・アーツとパフォーミングアーツの分野を隔年で募集する公募プログラムのほか、世界各地のアートセンター等と連携したエクスチェンジプログラムなども実施しています。
主 催公益財団法人 滋賀県陶芸の森
益子国際工芸交流館/益子陶芸美術館 公益財団法人 瀬戸市文化振興財団 公益財団法人 京都市芸術文化協会
助 成
平成29年度文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業
お問合わせ先公益財団法人 滋賀県陶芸の森 創作研修課
Phone. 0748-83-0909 Fax. 0748-83-1193 E-mail. michio.sugiyama☆sccp.jp(← ☆を@に変えてお送りください)