没後60年 特別展「北大路魯山人 古典復興-現代陶芸をひらく-」
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期間:2019年09月14日(土) - 2019年12月01日(日)
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場所:滋賀県立陶芸の森 陶芸館
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開館時間:9時30分から17時(入館は16時30分まで)
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休館日:毎週月曜日 ※ただし9月16日、23日、10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館し、翌日が振替休館
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観覧料:一般 800円(640円)/高大生 600円(480円)中学生以下・滋賀県在住65歳以上の方無料 *( )内は20人以上の団体料金 ※インターネット割引あり
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ギャラリートーク:10月13日(日) 11月10日(日) 各日とも13時30分から(1時間程度) ※11月10日(日)13時30分から予定しておりましたギャラリートークにつきまして、諸般の事情により開催を中止させていただきます。ギャラリートークを楽しみにお待ちいただいていたお客様につきましては、大変申し訳ございません。
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主催/後援/特別協力:滋賀県立陶芸の森、中日新聞社、京都新聞/滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局/世田谷美術館、八勝館
展示概要
明治時代以降の日本の陶磁器は、江戸後期に発達した技巧を引き継ぎながら次第に近代的な個性のある作風を目指しました。大正から昭和戦前期にかけての時代には中国、朝鮮および日本の古陶磁に注目する陶芸家たちが現れるようになります。それはちょうどヨーロッパにおいてギリシア、ローマの古典を復興しようとしたルネサンスが新しい芸術世界を開いたことと同じであるといえるでしょう。陶芸家たちは近世から続く考証や新しい陶磁史の視点などを背景に、古陶磁の作風や過去の技法の復元を目指し、それを自からの足場とすることで、次第に新しい造形を築き上げました。
京都に生まれた北大路魯山人(1883-1959)は、はじめ書や篆刻の分野で活動し、30歳代終わりの1922(大正11)年に、生来の食に対する関心から「料理の着物」としての作陶に向かいます。それは単なる食器づくりではありませんでした。彼は中世以来日本文化の核となっていた茶道を基軸とするわが国の伝統に触れ、一挙に陶芸の古典復興を代表する存在となりました。その活動はまさに<『美』を食す人>と形容できるものです。かつて中国大陸や朝鮮半島からもたらされ、日本人によって守り伝えられたやきもの、そして日本で生み出された素朴な焼締めのやきものから鮮やかな色絵まで、長い年月をかけて積み重ねられてきたやきものの様々な美をすくい上げた魯山人の制作は、絶えず同時代の陶芸家たちを触発しました。
本展覧会では、魯山人を中心に同時代の陶芸家たちの作品と、中国、朝鮮、日本陶磁など古典の名品も併せて展示し、現代陶芸の礎となった昭和時代を展望します。
北大路魯山人「色絵雲錦大鉢」
1940(昭和15)年
八勝館蔵
八木一夫「信楽大壺」
1966(昭和41)年
栁澤コレクション蔵
北大路魯山人「萌葱金襴手鳳凰文煎茶碗」
1939(昭和14)年頃
中野邸記念館蔵
北大路魯山人「備前木の葉鉢」
1953(昭和28)年頃
八勝館蔵
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没後60年 特別展「北大路魯山人 古典復興-現代陶芸をひらく-」インターネット割引券
一般 : 800円 ⇒ 720円に割引!!
高大生:600円 ⇒ 540円に割引!!
中学生以下は、無料!!
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プリントアウト(モノクロでも可。)して、本券に観覧料を添えて窓口にお出しください。割引料金で入館いただけます。
(※高校生・大学生の方は必ず学生証をご提示ください。学生証のない方は一般料金となります。)
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没後60年 北大路魯山人 古典復興 ―現代陶芸をひらく―
発行:碧南市藤井達吉現代美術館・千葉市美術館・滋賀県立陶芸の森・中日新聞
発行日:2019年4月6日
頁数:325ページ
作品数:202点
価格:2,000円