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滋賀県立陶芸の森・滋賀県立安土城考古博物館連携企画展 「信楽焼と民藝ー考古の眼差し」

2025年09月02日(火)~ 2025年09月28日(日)
  • 期間:
    2025年09月02日(火) - 2025年09月28日(日)
  • 場所:
    陶芸館ギャラリー

滋賀県立陶芸の森・滋賀県立安土城考古博物館連携企画 陶芸館ギャラリー企画展
「信楽焼と民藝-考古の眼差し」

陶芸の森と安土城考古博物館とは、双方の特性を活かした連携を試みています。特別展「民藝から関係へ-コミュニティデザインの視点から」の関連企画として開催する本展では、民藝派の人々に注目された信楽焼を、同館の企画協力で考古学の視点から紹介します。 信楽が歴史の表舞台に登場するのは、聖武天皇が大仏(廬舎那仏)造願の詔を発し、紫香楽宮が造営された天平年間のこと。大仏は信楽の内裏野地区で鋳造されたと考えられ、その北東にある鍛治屋敷遺跡で、高度な精錬設備をもつ官営工房が確認されています。
原型と鋳型の隙間に溶かした青銅を流し込む大仏の鋳造には、可塑性や収縮・乾燥強度に優れ、耐火度が高い良質の土が必要とされました。一方で内裏野は古琵琶湖層由来の信楽焼の原料・黄瀬土を産出してきた土地で、双方の関係が考古学で今注目されています。
ここでは、古代・鍛治屋敷遺跡の出土遺物と中世信楽焼の関係を探りつつ、考古学の視点からみた信楽焼の魅力を紹介します。安土城考古博物館で開催中の、当館学芸員が企画した「信楽焼と民藝-柳宗悦に見出された信楽の美」とともにご覧いただければ幸いです。

◆会 期 令和7年9月2日(火)-令和7年9月28日(日)
◆会 場 滋賀県立陶芸の森 陶芸館ギャラリー
◆開館時間 9時30分~17時(入場は16時30分まで)
◆休 館 日 月曜日 *9月15日(祝)は開館9月16日(火)振替休館
◆入 館 料 無料
◆主 催 滋賀県立陶芸の森 〔企画協力〕 滋賀県立安土城考古博物館
協力 = 滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場