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特別展「奇跡の土-信楽焼をめぐる三つの景色」

2020年10月03日(土)~ 2020年12月13日(日)
  • 期間:
    2020年10月03日(土) - 2020年12月13日(日)
  • 場所:
    滋賀県立陶芸の森 陶芸館
  • 観覧料:
    一般 700円(560円)/高大生 520円(420円)、中学生以下無料 ※( )内は20人以上の団体料金
  • 主催:
    滋賀県立陶芸の森、京都新聞
  • 後援:
    滋賀県教育委員会、甲賀市、NHK大津放送局
  • 助成:
    一般財団法人地域創造

展覧会概要

 やきものには、窯で焼成する際の土と炎の作用により、素地の色や風合いが変化する「窯変(ようへん)」が現れます。なかでも薪窯焼成がつくりだす焼締陶器ならではの窯変は、日本人独特の感性によって「景色」と呼ばれ、愛好者たちの鑑賞の的となってきました。
 独特の窯変が得られる信楽の土は、他に類をみない「奇跡の土」と言われています。信楽地域の古琵琶湖層群からとれる花崗岩由来の白土は長石や石英を多量に含み、コシが強く焼成するとざっくりとした質感と温かみのある色合いが生まれます。現在、信楽では様々な技法が用いられていますが、釉薬を施さない中世以来の「焼締陶器(やきしめとうき)」は、最も信楽の土の魅力を示すやきものといえるでしょう。
 陶芸の森では信楽焼を様々な角度から紹介してきましたが、開設30周年を記念する特別展となる本展では、改めて三つの景色から焼締陶器を見つめます。

 一つ目の景色では、歴史と風土に育まれながら中世からつくり続けてきた、信楽・瀬戸・常滑・越前・備前・丹波の「日本六古窯」に注目。
 二つ目の景色からは信楽の焼締陶器とアメリカとの交流史。
 そして三つ目は新たな焼締めを信楽で探究している現代作家を取り上げます。

 本展が「奇跡の土」から生み出された信楽焼の魅力を再発見する機会になれば幸いです。

 

展示構成

第1の景色「日本六古窯と信楽焼の景色」

瀬戸・常滑・越前・備前・丹波・信楽の土の特質と歴史に注目しながら、中世から近世初頭にかけての壺、甕、茶陶などの名品を紹介。


※転写禁止

信楽「大壺」
室町時代・15世紀
滋賀県立陶芸の森所蔵

 

第2の景色「信楽焼とアメリカ陶芸」

1.アメリカの主要美術館所蔵の古信楽【写真パネルによる紹介】
(スミソニアン財団フリーア美術館・ブルックリン美術館・メトロポリタン美術館・ミシガン大学美術館他)

2.信楽焼を通じた日本とアメリカ作家の交流
(ガーリー・モーラ、ロブ・バーナード、大谷司朗(無限)、神山易久、ピーター・ヴォーコス、ケネス・プライス)

3.陶芸の森創作研修館で薪窯制作したアメリカ作家
(ピーター・ヴォーコス、ジャック・トロイ、ケン・ファーガソン、トシコ・タカエズ)


※転写禁止

「信楽手うさぎのバスケット」
ケン・ファーガソン
1994(平成6年)
滋賀県立陶芸の森所蔵

 

第3の景色「信楽・焼締めの今」

焼締作品を制作する信楽作家の現在、「これから」を展望。
〔篠原 希、澤 清嗣、澤 克典、古谷 和也、迫 能弘、保井 可愛、神﨑 秀策、杉本 佑、飯山 園子、荒川 智、小牧 鉄平、髙橋 美子、古谷 道生、奥田博土、藤本 秀、上田直方(六代)、谷 穹(順不同)〕


※転写禁止

「破れ器」
澤清嗣

 

ギャラリートーク

2020年10月25日(日)
2020年11月22日(日)
各日とも13時30分から(1時間程度)

ワークショップ

『薪窯の魅力を語る会×薪窯ワークショップ』
2020年10月23日(金)・10月24日(土)